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Title:

Lucky : A Memoir

題名:

ラッキー

映画名:

Author:

Alice Sebold

著者:

アリス・シーボルド

訳者:

片岡奈緒美

おすすめ度: ☆☆☆ 英語難易度: ☆☆☆☆☆
ジャンル: 回想 成長度: 2003.05 邦訳刊行
   
著者要約:

18歳のときに通っていた大学キャンパス付近の公園で残酷にもレイプされ、ぶたれたために作者、アリス・シーボルドの人生は永遠に変わってしまった。アリスは事件とその後の生活を率直でユーモラスな口調の回想にした。この回復の記録を推進させるのはなんと言ってもシーボルド自身の断固とした精神だ。自分の状況を他人に理解してもらうためにがんばっている時も、茫然とした友人たちや両親が不器用ながらも彼女を慰め、支えてくれたときも、偶然が重なり彼女を襲った犯人の逮捕、そして有罪という判決につながりやっと勝利を手にした時さえ、シーボルドは不屈の精神を忘れなかった。読者を戸惑わせ、感激させるこの張りつめた実話では、心的外傷を負った人々の経験にスポットライトが当てられている。Luckyはアリス自身がいろいろな苦難を乗り越え学んだ「自分で自分を救わなければ、いつまで経っても救われることはない。」というメッセージを読者に訴えかけているのかもしれない。

コメント1:

ショッキングな話でした。Lovely Bonesの作家として有名なアリス・シーボルドの実話です。彼女自身のレイプの経験とその後の影響が鮮明に語られています。あまりぱっとしない大学一年生のアリスが夜、外を歩いていたらいきなり男性に襲われます。出だしから怖くてびっくりしました。レイプの経験とその消せない傷とともに永遠に生きていかなければならないという絶望感がかわいそうでした。人の見る眼がガラリと変わり、その事実に対して自分でもどう向き合ってよいか困惑しながら、アリスは冷静に状況を受け止め、精一杯生きようとします。シリアスな話です。英語は裁判のシーンなどが少し難しいです。

コメント2:

 Lucky
 The Lovely Bones



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Headlines

アリス・シーボルドの実体験は、忘れてしまいたい嫌な事件だった。その後、彼女に何が起こったのかを克明に描いている悲しい回想。


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